百姓の日々
農薬には殺菌剤・殺虫剤・除草剤があります。無農薬栽培はそれらを使用しない農法なのですが、ただ使用しないだけなら収量が半減するという覚悟が必要かと・・・。
特に除草剤を使わない稲つくりは「こなぎ」や「稗」に圧倒され育ちが貧弱になってしまいます。
というわけで、夏の午後のお昼寝時間に泥田へ入り草たちとのゲームが待っています。上農は草を見ずして草を採る!。
鎖を・・ 
チェーン除草がいいと云われて2〜3年になります。除草剤を使わない稲作りは、田植えから一周間の頃から、「こなぎ」がびっしりと生えてきます。
その時になって作製しようと思っても、いろいろと作業に追われて間に合わなかったというのが現状でした。というわけで農閑期に入った今の時期、今日はお誂え向きに雨の一日でした。
4oの鎖、30mで約9sの重量でした。台木と浮きのパイプなどを合わせると約10sのモノを泥田の中引きづることになりそうです。
効果のほどは来年の夏になれば分かるでしょう!!。

双葉 
刈取りのあとの稲株を起こして、トラクターで耕転した後に種を蒔いた、ヘアリーベッチと菜の花(ほとんどはからし菜)。
種を蒔いて一週間め、雨に降られてお湿りのせいか、双葉がみつかりました。
これはきっとからし菜だと思います。

燻炭 
もみ殻を焼くと煙突から煙が立ち昇り、独特の臭いが一面に漂います。
私は嫌いでは無いですが、近所には厭だと内心に思っている人もあるでしょう。以前ならお互い様で通ったのですが、最近は燻炭つくりをする人はほとんどありません。田舎なれど、もう少し住宅が密集していたなら出来ない作業です。右下はまだ完成ではなくもっと黒く焼けてきます。

小雨決行・・ 
9月の雨は気まぐれです。週刊天気予報がコロコロと変わっていきます。
きょうは一日晴れの予定だったのに、お昼前から無情の雨が・・・。
中止も止む無しと、お昼のおにぎりを食べていたら雨も止みお天道さんが顔を出してくれました。お陰様を持ちまして今年の稲刈りも無事完了することが出来ました。
巨大台風は九州の西海上を北上していますが、こちらに向かっても、もう大丈夫!。

Silent Spring 
出版されて50年が過ぎても問題は現在進行形のような気がする。先日、「ニホンカワウソ」の絶滅が発表された。絶滅の原因は一つではないのだろう、人が捕り尽くしたとはとても思えない。環境変化も一因かもしれないけれど?。
農薬によって絶滅する昆虫も植物もいるだろう。しかし、抵抗性を身に着けて、農薬を浴びても平気な種類が増えているとも聞く。そう、雑草と呼ばれている植物たちはとても逞しい。「ヒト」の適応力がこの耐性を付けられるとは思えません。毒を少しづつ蓄えてやがて「癌」で死ぬのです。皆さん、放射能と農薬が親戚同士の様なものと早く自覚してください。

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