百姓の日々
農薬には殺菌剤・殺虫剤・除草剤があります。無農薬栽培はそれらを使用しない農法なのですが、ただ使用しないだけなら収量が半減するという覚悟が必要かと・・・。
特に除草剤を使わない稲つくりは「こなぎ」や「稗」に圧倒され育ちが貧弱になってしまいます。
というわけで、夏の午後のお昼寝時間に泥田へ入り草たちとのゲームが待っています。上農は草を見ずして草を採る!。
クサネム
クサネムの赤ちゃん?子供です。地上に顔を出してまだ一週間程でしょうか。
一か月もすると一メートルくらいにまで成長し花を咲かせ豆を実らせます。
黒い種で、大きさ重さが米粒と同じくらいの実なのです。だから、網目もくぐり風力で飛ばすという選別も通過してしまいます。黒い粒というのが問題で、飯椀の中にまで来てしまったときは、黙ってお箸で除ければいいのですが、知らない人はなんじゃこれはと思うでしょう!?。
色彩選別機というCCDで選り分けるという機械があるのですが、今はとっても高額です。
というわけで、田んぼで見つけた時は早めに摘み取っておきましょう。
稲コナギ合戦
稲とコナギの根域の陣取り合戦です。コナギが大きく育つ前に稲がしっかりと根を張り根域を確保すれば、コナギのジュータンにはならないようです。
アレロパシーという作用が働くようです。コナギが勝てば3表/10aくらいか?。田面の高い所では、稲よりもずっと後から発芽した稗に穂が付き始めました。引き抜けばいいのだけれど、大きな根と泥でとてもとても、というわけで鎌で刈ってます。
植物の逞しさにはいつもながら感心させられます。
40日
田植えから間もなく40日が過ぎる。分けつも順調、背丈も伸びた。
ヘアリーベッチのみの肥効でこの成長は申し分がない。
稗はともかく、コナギが抑えられたなら云うことなしなのだが、コナギの成長も順調だ。というわけで雨も多いことだし水を落としてみた。
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コナギをとる
カブマトールを使うにはコナギの成長が進みすぎたようだ。
株間は地道にコナギ等を掻きとるしか術がない。
浮いたコナギが沈んで根を下ろさない様に祈るのみ。
下の面に引っ掛け掻き取り用の爪が出ている。
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株間
動力除草機が通った後は割ときれいに稗こなぎが無くなっている。
この画像では分かりにくいが、株間にはびっしりとこなぎが成長している。
「カブマトール」は思ったほどの威力がなく苗を押し倒していく確率が高い。倒れた上に「ウキクサ」が乗っかって、何をしていることやら・・・。
もっと早い時期に押せば効果があったのかもしれない。
もうひとつの秘密兵器!田摺り棒で確実にはぎ取っていくしか無さそう!?。
そして、最後は「テデトール」があるさ???!。
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