百姓の日々
農薬には殺菌剤・殺虫剤・除草剤があります。無農薬栽培はそれらを使用しない農法なのですが、ただ使用しないだけなら収量が半減するという覚悟が必要かと・・・。
特に除草剤を使わない稲つくりは「こなぎ」や「稗」に圧倒され育ちが貧弱になってしまいます。
というわけで、夏の午後のお昼寝時間に泥田へ入り草たちとのゲームが待っています。上農は草を見ずして草を採る!。
すぶたの花 
左、スブタと右、キツネノカミソリです。
ハート型の大きな葉っぱはコナギ。白い花がスブタ(酢豚じゃない)の花。葉っぱは細長です。キツネノカミソリは夏の終わりに咲く花ですね。彼岸花にも似てるけど、曼珠沙華は9月に咲きます。
雨 風 暑さ よりも日照に反応するようです。夏至の頃からすると一時間くらい日没が早くなりました。おまけにお空には?前線が居座っています。

誰が名付けたのか植物の命名に何故?と思ってしまいます。

おじぎ 
突然のように北の気団が訪れてきて熱帯夜も途切れました。
穂も登熟期に入って頭を垂れてきました。
と、この時を待っていたかのように雀の集団が来襲してきました。
キラキラテープを張ってみましたが全くの気休めでしか有りません。
案山子でも作ってみようかなって思っています。
周りの田んぼは、今年から遅い品種に変えたので我が田が狙い打ちされています。8/20

しゅっすい 
種蒔きから約100日、田植えから2ヶ月。8月に入りキヌヒカリは出穂期となりました。
出穂と書いて「しゅっすい」と呼ぶのです。穂が8〜9割出た頃を穂揃期と呼びます。稲つくりには独特の呼び方があって、始めの頃は意味が分からず戸惑いました。
葯から白く出ているのは雄しべです。朝に出てきても夕方にはもう引っ込んでます。風媒もあるのでしょうが、ほとんど自家受粉だそうです。中ほどに泊っているのは「ヨコバイ」か?蝉の仲間だそうですね。
左の「いなご」が葉を食い荒らしていますが、鳥か蜘蛛の餌食になってくれるとありがたいです。

こなぎ 
菜の花もヘアリーベッチもレンゲも「こなぎ」を押さえ込むことは出来ませんでした。場所によってはコナギが消えてしまったのはなぜなのか?水深か?土か?。動力除草機を2度掛けしても蔓延っています。7/20

もういくつ 
あと10日か2週間位で出穂(しゅっすい)の時期です。分けつもそろそろ最終段階のようです。こうやってみると春に菜の花の育ちが良かったところの方が色も濃く出来が良さそうです。7/20

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